造作キッチンで後悔したポイント7つと後悔しないための5つのコツ

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造作キッチンは見た目や使い勝手など、自身のこだわりを詰め込んだ、料理好きにとって夢のスペースです。

既製品だと大きいアイランドキッチンも、作ることで小さいアイランドキッチンを実現できることも。

自分好みのキッチンが手に入るメリットがある反面、造作キッチンを導入したことで後悔した人も一定数います。

せっかく高い費用をかけて設置した造作キッチンで、どのような点で後悔するのか?

この記事では、造作キッチンで後悔するポイントについて詳しく解説します。
造作キッチンで後悔しないためのコツもあわせて解説しますので、キッチンづくりの参考にしてみてください。

造作キッチンで後悔したポイント7つ

造作キッチンで後悔する際は、「どのような点で後悔するのか?」デメリットにつながる要因を理解しておくことが大切です。

造作キッチンで後悔したポイントは、次の7つが挙げられます。

  • カップボードの広さが使いにくい
  • キッチン内の通路幅に不満がある
  • ゴミ箱や家電収納スペースを設けたが使いにくい
  • 価格が高すぎた
  • 食器棚が使いにくい
  • 引き出し収納を付けなかった
  • 無駄なこだわりが多すぎて使いこなせない

それぞれ「なぜ後悔したのか?」失敗だと思ったポイントを確認して、キッチンづくりの参考にしてみてください。

カップボードの広さが使いにくい

カップボードとは食器棚や収納スペースとなる設備のこと。カウンターキッチンの場合は、キッチンの後ろの壁に取り付けられていることが多いと思います。

カップボードの広さが使いにくい設計だと、キッチンで作業がしづらくなります。

カップボードが広すぎると無駄なスペースが空いてしまい、キッチン内に余白が生まれます。
余白がある分には問題ないのですが、広いカップボードを設置するには高額な費用が必要であり「導入費用をもう少し抑えられた」と後悔してしまうのです。

また、反対にカップボードが狭すぎた場合は、収納したいモノを収めきれずキッチン内にモノが溢れかえってしまいます。
カップボードに家電を置こうと考えていても、新調した家電が大きすぎると収納できません。

せっかく造作キッチンを導入しても、収納スペースであるカップボードを活かしきれないと後悔してしまうのです。
カップボードは適切な大きさで設計するよう、収納する家電や食器の数・大きさを計算するのが大切です。

キッチン内の通路幅に不満がある

キッチン内の通路幅に不満がある場合は、造作キッチンを導入したことを後悔してしまいます。

通路幅が狭いとキッチン内に1人しか立ち入れず、料理もしにくいですよね。さらに収納棚や食器棚、食洗機の扉を開きにくく、設備全体が使いづらくなります。

反対に通路幅が広すぎると、キッチンとカップボードの間にスペースが空き過ぎるので要注意です。スペースが広すぎるキッチンでは、一歩移動する手間が増えてしまい料理をしていても疲れます。

キッチン内の通路幅は料理する人数にもよりますが、適切な広さで設計しないと使い勝手に満足できず後悔してしまうかもしれません。

ゴミ箱や家電収納スペースを設けたが使いにくい

カップボードの一部をゴミ箱や家電収納スペースにしたものの、収納力が足りなかったり無駄にスペースを確保したりすると使い勝手が悪くなります。

せっかくゴミ箱や家電を収納できるスペースを空けても、ゴミ箱や家電のサイズに適していなければ無駄なスペースになりかねません。

造作キッチンを導入した当初は、ゴミ箱や家電の寸法にあった収納スペースだったため使いやすかったものの、家電を買い替えた際にサイズが合わなくなると使いづらくなるでしょう。

ゴミ箱や家電収納スペースを設ける際には「本当に必要か?」と再度検討してみてください。
カップボードの上に家電を置くようにすれば、余分な収納スペースを設ける必要はありません。

価格が高すぎた

造作キッチンは自分好みのキッチンに仕上げられますが、こだわりを入れすぎると価格が高騰してしまいます。

造作キッチンの価格相場は70万〜300万円程度と、価格帯が幅広いです。

安く施工費用を抑えた場合はシステムキッチンよりリーズナブルな価格で造作キッチンを導入できますが、こだわりを詰め込みすぎると300万円と高額な費用がかかるかもしれません。

見た目にこだわるのも大切ですが、使い勝手を優先しつつ、予算に合わせたプランを練るのも重要です。

食器棚が使いにくい

キッチン内で食器棚は毎日使う設備です。造作キッチンで食器棚を設計したものの、収納力が足りなかったり扉が開けにくかったりすると使い勝手が悪くなります。

また、キッチンから食器棚の距離が遠い・近すぎる場合も、使い勝手が悪く後悔する原因となるでしょう。

食器棚を設計する場合は、生活動線を考えて使いやすい仕様にすることをおすすめします。

引き出し収納を付けなかった

引き出し収納は、箸やフォークなどのカトラリーを収納する際に便利です。

しかし、引き出し収納を取り付けると余分に費用がかかるため、扉収納だけで設計する方もいるでしょう。

扉収納だけで造作キッチンを設計するとコストカットができますが、引き出し収納がない分使い勝手が悪いです。

カトラリーを収納するスペースを扉収納にしてしまうと、少し取り出したい時にも扉を開閉しなければなりません。

扉を開閉するより引き出しを開閉する方がスペースを使わず、簡単に中のモノを取り出せます。

造作キッチンを導入する際には、「引き出し収納が本当に必要ないのか?」じっくり考えてみてください。

無駄なこだわりが多すぎて使いこなせない

導入当初は便利だと思っていた吊り下げ式の食器棚も、いざ使ってみると高さに手が届かず、物を出すたびに足場が必要になるかもしれません。

また、使い勝手が良いと思って取り付けた蛇腹が伸びるタイプの蛇口も、蛇腹を伸ばして使用することがなければ、通常の蛇口より壊れやすいだけの割高設備となります。

無駄なこだわりが多すぎても使いこなせずに、導入コストが増えるだけです。

造作キッチンを導入する際には、本当に必要なこだわりだけを取り入れて、できるだけシンプルな仕様で設計しましょう。

造作キッチンで後悔しないための5つのコツ

造作キッチンで後悔しないためには、次の5つのコツを押さえておいてください。

  • こだわりすぎずシンプルにする
  • 既製品と組み合わせてコストを下げる
  • 余分な収納を無くす
  • 収納するもののサイズを測っておく
  • 家事動線を考えて設計する

それぞれのコツを押さえておけば、造作キッチンを導入しても後悔しにくいです。造作キッチンの導入を検討している方は、後悔しないための5つのコツを実践しましょう。

こだわりすぎずシンプルにする

造作キッチンを導入する際には、こだわりすぎずシンプルにする選択肢もあります。

こだわりすぎた複雑なキッチンより、シンプルな仕様の方が使いやすく毎日料理していても不便を感じません。

また、デザインも流行りを取り入れてしまうと、数年後にはダサイと思いはじめるかもしれません。

重要なのは毎日使う場所だからこそ、長年使える設計にするということです。

部屋全体の雰囲気や色、インテリアと合わせるのも大切ですね。

既製品と組み合わせてコストを下げる

キッチン全体を造作キッチンで仕上げると、お金がかかります。
しかし、キッチン内のコンロや収納棚、食器棚などこだわりたい部分だけを造作キッチンにすると大幅なコストカットが可能です。

こだわらなくて良い箇所は、既製品で代用すると比較的リーズナブルな価格でキッチンを仕上げられます。

造作キッチンで後悔しないために、既製品と組み合わせてコストを削減するのもひとつの手です。

余分な収納を無くす

造作キッチンで後悔する理由として、「収納が多すぎて使い切れない」「余分な収納のせいで施工費用が割高になった」ことが要因となる可能性があります。

余分な収納を無くすことで、コストをカットして使い勝手の良いキッチンを実現できます。

造作キッチンで依頼する際には、必要な収納力を計算して余分な収納を無くすようにしましょう。

収納するもののサイズを測っておく

新築ならなおさらで、収納する予定の家具・家電類のサイズを測っておきましょう。なぜなら、ゴミ箱や家電収納スペースを設けても、使い勝手が悪ければ後悔する可能性があるからです。

また、将来ゴミ箱や家電を買い換えることを考えて、一般的な既製サイズにあわせて収納スペースを設計しておくと使い勝手がよくなります。

キッチン内の収納スペースは、収納するもののサイズを測ってから設計しましょう。

家事動線を考えて設計する

造作キッチンは、デザイン重視で設計すると失敗しがち。キッチンはあくまで使い勝手を重視した方が生活しやすいため、家事導線を考えて設計しましょう。

調理してから食器を取り出すまでの導線、パントリーからシンク、水回りの導線など、実際に料理をすることを想定して造作キッチンを設計してみてください。

また、リビングやダイニングとの位置関係、家具の大きさや置く場所とのバランスなどを考えるのも重要です。

おしゃれなキッチンは見栄えこそ良いですが、毎日使っているうちに飽きてしまいます。
造作キッチンを導入する際には、家事動線を考えて使い勝手が良いキッチンを設計しましょう。

コストを気にしすぎると後悔することも

ローコストで造作キッチンを設計すると、こだわりたいポイントを妥協して設備・素材のグレードが下がります。

長く住むことを考えると、キッチンのこだわりたい箇所は妥協しないほうが良いでしょう。

コストを気にしすぎて妥協すると「この設備を買い替えたい」「使いづらいので新しいものが欲しい」と、後々設備を買い直したりリフォームしたりと余計にコストがかかってしまいます。

初期費用を抑えるために妥協しすぎると、トータルコストが割高になるので注意しましょう。

コストを抑えるためには、どこにコストをかけてコストカットできる箇所はどこなのか優先順位をつけることが大事です。

造作キッチンを導入する際に、コストを気にしすぎると後悔するかもしれないので注意してください。

後悔しないためにモデルハウスやカタログを参考にする

弊社クオホームの施工事例

造作キッチンは完成形を事前に確認できません。

システムキッチンであれば、ショールームの展示会やメーカーに問い合わせることで完成形を確認できます。しかし、造作キッチンは依頼主の要望にあわせて設計・施工するため、完成するまで仕上がりを確認できないのです。

そのため、こだわりを詰め込んだハズなのに「思っているより使いにくい」と後悔してしまいます。

造作キッチンで後悔しないためには、モデルハウスやカタログを参考にしてみましょう。

モデルハウスやカタログにあるキッチンは、メーカーが提供している既製品です。しかし、中には「このような仕様が使いやすい」「デザインが好みだ」と造作キッチンの設計を手助けする参考になるかもしれません。

造作キッチンで後悔しないために、モデルハウスやカタログを参考にして完成形をイメージして設計しましょう。

長く使う造作キッチンは使いやすさを重視するのがおすすめ!

弊社クオホームの施工事例

造作キッチンを造る際には、デザイン性や流行より使いやすさを重視しましょう。キッチンは家族で長く使うものなので、使いやすさを重視した方が日々の生活を快適に過ごせるからです。

収納スペースや通路幅は適切な広さで設計して、仕様はできるだけシンプルなキッチンに仕上げることを意識してみてください。

その上で、もっとこだわれるアイデアがあればとことんこだわって良いと思います。

また、コストを気にしすぎて妥協するよりも、こだわりたい箇所は予算内に実現できるよう施工業者と相談しましょう。

姫路で造作キッチンを導入したい方は、弊社クオホームにご相談ください。クオホームは、姫路で「長持ちする家」をコンセプトに家づくりを行っている工務店です。

造作キッチンの施工も可能ですので、ご希望やご予算とすり合わせて理想のキッチンを提供させていただきます。

「造作キッチンはどのくらいの費用が必要なのか?」気になる方は、下記の造作キッチンの価格について詳しく解説した記事を読んでみてください。

関連記事:造作キッチンの価格相場は?価格帯別の実例と注意点を詳しく解説!

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